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Artists

作家
Giacomo MANZU
ジャコモ・マンズー

(ベルガモ1908~ローマ1991)

11歳になると、とある彫刻家の工房で働き始め、その後、装飾美術とデッサンを学んだ。1927年にヴェローナで兵役についた後、美術学校に通うが、彫刻は主に独りで学んだ。
彼に大きな影響を与えたのはパリだった。29年に初めて訪れた際にはルーブル美術館で観た19世紀フランス芸術に大いに感化され、38年の2度目のパリでは、それまで傾倒していたM.ロッソに比肩するほどロダン、ルノワール、ドガ、デスピオについて理解を深めた。M.ロッソの作品の中に認められる一種の印象主義的造形をさらに高いレベルで解決しようと、ルミニズム、線描、素材などをさらに研究した。
生気、抒情、不安、生命の感覚と死の感覚。また、聖職者、礼拝者、神秘的な姿、か細い女性などを独特の方法で表現。生涯を通して、表現力豊かな凝縮された世界を追求した。
ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂の「死の扉」や「枢機卿」が有名。現在も、世界各地で展覧会がしばしば開催されている。

 

参考:

Treccani.it  ENCICLOPEDIA ITALIANA
『近代イタリア美術と日本』-作家の交流をめぐって- / 国立国際美術館 / 1979
『イタリア彫刻の20世紀』 / 「イタリア彫刻の20世紀展」実行委員会、現代彫刻センター / 2001

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